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【才能ないかも…】と不安になったら読んで!ライディング上達の方程式

雑記

どーも!しゃんばりです!
今日もライテク図書館にお越し頂きありがとうございます!!

本題に入る前に、この記事を読んで頂く上での注意点をお伝えします!
この記事のカテゴリはあえて「Tips」ではなく「雑記」としています。

理由は、文中に根拠のない数字遊びが含まれている為です。

皆さんにより伝わりやすくするには?と考えた結果、
ある「仮の方程式」を作り、それを例として説明しているのですが、
その方程式には学術的な根拠が全くありません。

あくまでイメージの為の数字遊びであることをご了承頂いた上で読み進めて下さい♪

~以下、本題~

これはバイクに限った話ではありませんが、

誰しも何かしらでスランプに陥ったり、
高い壁にぶち当たってなかなか乗り越えられずに悩むことってありますよね?

よく、「努力は裏切らない」なんて言葉を耳にしますが、
そんな気休めの言葉にすら裏切られることがあります。

残念ながらこの記事はそんな人生におけるスランプを解消する手助けにはなれませんが、

ことライディングに関してであれば、
少しだけ読者の皆さんの現状打破のヒントになるようなことをお伝えできる

かと思いますので、今回はそこにフォーカスした記事になります

この記事を読むとこんなことがわかります

  • 筆者は教習所で大転倒して教習終了に至るほどバイクが下手だった
  • 練習が優先か、カスタムが優先か論争
  • 悩んだら意識して欲しいライディングの方程式
  • 伸び悩む人に多いパターン【5選】


筆者は教習所で大転倒して教習終了に至るほどバイクが下手だった

今でこそ二輪車安全運転大会で全国優勝したり、モトジムカーナでA級入賞したりと、
筆者がバイクに乗ることに関して人よりも優れているように見えている方もいらっしゃるかもしれませんが、

実は普通自動二輪車の免許を取得する為に教習所に通っていた頃、

スラロームの最中にフロントブレーキを握ってロックさせてしまい、
そのまま吹っ飛んでしまった。という経験があります。笑

幸い、大事には至りませんでしたが、その日の教習はそれで終了となってしまいましたw

無事に教習所を卒業し、普通自動二輪免許を取ることはできましたが、
今思えば、あんな下手な状態で公道に出て良かったんだろうか?と思うほど下手でした。。。

ただ、16歳で免許を取得した後、
偶然が重なった結果、17歳で二輪車安全運転大会の世界に足を踏み入れることになった為、

結果的には公道で周りに迷惑をかける前に
ライディングの基礎を再履修できたのは運がよかったな。

と感じています。



練習が優先か、カスタムが優先か論争

この記事に興味を持って読んで下さっている方の何割が安全運転系の方か、
何割がモトジムカーナ系の方かはわかりませんが、

イメージ的に

安全運転系では
バイクを弄るお金があったら消耗品に充ててその分練習しろ。

という思想が強く、

モトジムカーナ系では
セッティングの出てないバイクで練習してもムダ。
最初にある程度カスタムしてから練習すべき。

という思想が強そうな気がしませんか?

もちろん安全運転系の方でもカスタムが大好きな方もいらっしゃるでしょうし、
モトジムカーナ選手にもバイクを弄るより練習する方が好きな選手もいらっしゃいます。

ただ、上記のような論調で語る方が一定数いらっしゃるのも事実です。

正直、

バイクは「趣味として楽しく乗ってナンボ」だと思っているので、
弄るのが楽しければ思う存分弄ればいいし、練習するのが楽しければ思う存分練習すればいい。

というのが本音なのですが、

一方で

「競技」という視点で見た時により成果に結びつきやすいのはどちらなのでしょうか?

その点について筆者の一意見を後述させて頂きます。



悩んだら意識して欲しいライディングの方程式

このライテク図書館を開設して以降、様々な方へコーチング無料走行診断をさせて頂く中で、

「競技として成果を出す」為には、
練習量でも、カスタム量でもないファクターが複数見えてきたように感じています。

それをイメージしやすいように方程式の形にしてみました。

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

各項について
「バイクの成熟度」と「ライテクの成熟度」がそれぞれ50点満点で、合計100点
「コース攻略率」、「バイクとのシンクロ率」、「再現率」はそれぞれ100%を満点とします。

※あくまで以降の説明をわかりやすくする為のイメージであり、
この方程式の確からしさに学術的根拠はありません。

で、これだけ書いても

ん〜なんかそれっぽいこと言ってるな〜

くらいにしか思えないと思うので、少し例え話も交えながらケーススタディしてみましょう♪

【安全運転全国大会の例】

安全運転全国大会に出場したことがある方ならご存じかと思いますが、

大会には主催者側が用意した車両で参加することになります。
(自分のバイクで参加することはできません)

しかも、車両は複数台用意されており、
そのうちのどの車両に乗ることになるかは直前までわかりません。

アイドリング調整はおろか、タイヤの空気圧調整すら許されません。

許されるのはブレーキレバーの位置、クラッチレバーの遊び、スロットルの遊び調整のみ。
(それも使用車両を伝えられてから出走するまでのわずかな時間内で行う必要があります)

これは、先ほどの方程式

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

における、

「バイクの成熟度」のファクターを完全に制限された状態

と言えます。

すなわち、

・バイクを操る技術をどれだけ高められているか。(ライテクの成熟度)
・当日朝に発表されたコースをどう攻略するか。(コース攻略率)
・一度しか走行できない状況で自分のベストな走りが出せるか。(再現率)

を問われる競技というわけです。

これが安全運転系に
「バイクを弄るお金があったら消耗品に充ててその分練習しろ。」
という思想の方が一定数いらっしゃる要因かもしれませんね♪

そして、この競技の面白いポイントとして、

複数台用意されているバイクの
「ヤレ具合が個体によって全然違う」という点が挙げられます。

めちゃくちゃ酷使されて、
クラッチは滑りかけ、スロットルの動きが渋い、ブレーキのフィーリングが悪い
といった個体もあれば、

あれ?納車されたばかりですか?ってくらいキビキビした個体にあたることも。

従って、

コンビネーションスラロームやスラローム、コーナリングのような
スピード系の種目の時にはヤレた個体だったかと思えば、
応用千鳥や坂道レムニーのようなバランス系種目の時にはキビキビ個体にあたる

みたいなことが容易に起こりえるわけで、

その時に割り当てられたバイクに合わせてライダー側が操作の仕方をアジャストできるスキル
(バイクとのシンクロ率を即座に高めるスキル)も要求されるわけです。

パイロン競技という点ではモトジムカーナと似ていますが、
実は要求される能力は微妙に異なるわけですね!



【モトジムカーナの例】

一方、モトジムカーナの場合はカスタムやセッティングに対する制限はかなり少ないと言えます。

社外品の装着や他車種部品の流用、ワンオフ部品の装着など、
レギュレーションで許されている範囲がかなり広いです。

従って、先ほどの方程式

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

における「バイクの成熟度」が非常に大きな比重を持っているわけです。

※ここで言うバイクの成熟度とは、
「その競技で結果を出せるバイクになっているか」と定義します。

例えば、

総合優勝を何度も経験されているようなA級選手を下記のような状態と仮定すると、点数は

(バイクの成熟度49.9点 + ライテクの成熟度49.9点)× コース攻略率99.9% × バイクとのシンクロ率99.9% × 再現率99.9% ≒ 99.5点

となります。

では、同じ選手に

「ヤマハのNIKENを一切改造せずに総合優勝して下さい」

とお願いしても、それを実行するのは非常に難しいですよね?

これは、先ほどの方程式に当てはめると

(バイクの成熟度10点 + ライテクの成熟度49.9点)× コース攻略率99.9% × バイクとのシンクロ率99.9% × 再現率99.9% ≒ 59.7点

のようなイメージになります。

あくまで例え話であり、NIKENを卑下する意図は一切ありません

つまり何が言いたいかというと、

・バイクを操る技術をどれだけ高められているか。(ライテクの成熟度)
・当日朝に発表されたコースをどう攻略するか。(コース攻略率)
・2ヒートしか走行できない状況で自分のベストな走りが出せるか。(再現率)
という点において、満点に近いレベルで高次元な選手

であっても、

その競技で結果を出せるバイクになっているか。(バイクの成熟度)が致命的に低い場合、
安全運転全国大会の例とは一転して右辺の値が非常に低くなってしまう競技である

ということです。

これがモトジムカーナ選手の中に
「セッティングの出てないバイクで練習してもムダ。最初にある程度カスタムしてから練習すべき。」
という思想の方が一定数いらっしゃる要因かもしれませんね♪



伸び悩む人に多いパターン①

さて、ではもう少し具体的なケーススタディに移っていきましょう。

※ここからお話する内容は「成果=モトジムカーナを速く走れるようになること」
と定義して書かせて頂きますのでご注意下さい。

セッティングを出す(バイクの成熟度を高める)ことに固執している

先述の通り、
バイクの成熟度を高めること(その競技で結果を出せるバイクにしていくこと)は
モトジムカーナという競技においては非常に重要なファクターです。

一方で、筆者視点では「ここに固執し過ぎているが多い」と感じることがしばしばあります。

皆さんは

サスセッティングが決まらない…と、毎回毎回練習会に参加する度に
どこかしらセッティングを変えている人を見かけたことはありませんか?

そしてそういった方の多くは、この行為には大きな罠が潜んでいることを知りません。

それは、

そのバイクを意図通りに操れるか。(バイクとのシンクロ率)や
2ヒートしか走行できない状況で自分のベストな走りが出せるか。(再現率)
を高めるのが非常に難しくなる。

という点です。

例えば、先の方程式のすべての項の値が「満点の8割」の選手がいたとします。

・バイクの成熟度(50点満点の8割:40点)
・ライテクの成熟度(50点満点の8割:40点)
・コース攻略率(100%が満点の8割:80%)
・バイクとのシンクロ率(100%が満点の8割:80%)
・再現率(100%が満点の8割:80%)

するとその選手の点数は41点となります。

(バイクの成熟度40点 + ライテクの成熟度40点)× コース攻略率80% × バイクとのシンクロ率80% × 再現率80% ≒ 41点

では、この選手が一生懸命セッティングを試行錯誤して

バイクの成熟度を10%向上(40点の10%UP:44点)させたとします。

すると点数はどうなるでしょうか?

(バイクの成熟度44点 + ライテクの成熟度40点)× コース攻略率80% × バイクとのシンクロ率80% × 再現率80% ≒ 43点

元々の41点から2点UPしましたね!

続いて、この選手がセッティングはほとんど変えず、

そのバイクを思い通りに操れるように練習に集中した(セッティングのことは一旦忘れる)とします。

これを先の方程式に当てはめると、

バイクの成熟度は40点のまま、
バイクとのシンクロ率が10%向上(80%の10%UP:88%)として、

(バイクの成熟度40点 + ライテクの成熟度40点)× コース攻略率80% × バイクとのシンクロ率88% × 再現率80% ≒ 45点

おっと、
先ほどは43点(2点UP)に留まっていましたが、今度は45点(4点UP)となりました。

まぁ冒頭でもお伝えしたように、
これはただの数字遊びなので絶対値自体に意味はあまりないのですが、

ちょっとイメージして頂きたいのは

A級選手のバイクにノービス選手が乗ってもA級タイムは出せない

ってのは容易に想像つきますよね?

バイクの成熟度がいくら高くても、
バイクとのシンクロ率が低ければ成果には結びつかない。

という典型例だと思いませんか?

今回は例としてシンクロ率だけを10%UPさせましたが、
実態としては「バイクを思い通りに操れるように練習に集中する」と、

・バイクを操る技術をどれだけ高められているか。(ライテクの成熟度)
・そのバイクに合った操作ができているか。(バイクとのシンクロ率)
・2ヒートしか走行できない状況で自分のベストな走りが出せるか。(再現率)

これら全ての項を満遍なく高められると考えられる為、
上記の例で示した差以上に成果に大きな差が生じるイメージがあります。

完全に感覚論にはなってしまいますが、

初心者(ノービス~C2くらい?)のうちはバイクのセッティングに右往左往するより、
まずそのバイクを思い通りに操れるように練習に集中する方が成果につながりやすい。

というのが筆者の印象です。

初心者にオススメの練習方法も載せておきますので、興味のある方は見てみて下さい♪



伸び悩む人に多いパターン②

練習会で出せるタイム比が大会だと出せない

続いてのケーススタディです。

皆さんは

練習会ならクラスタイムが出せたりするのに、大会になると出せない。。。
もしくは、練習会なら昇格タイムが出せてるのに、大会になると出せない。。。
という方を見かけたことはありませんか?

筆者もC1だった頃、練習会ではコンスタントに103~104%台が出せていたのに、
大会ではなかなか105%が切れずに悔しい思いを重ねていた時期がありました。

で、厄介なのはこのケースって、
大きく分けて4つのパターンがあり、どれに当てはまるかによって有効な対策が異なるんです。

【1つ目】
練習会で何度も走り込めば目標タイム比(クラスタイム、昇格タイム等)がたまに出せる

【2つ目】
練習会で数本走り込めば、以降は目標タイム比が安定して出せる

【3つ目】
練習会で最初の2ヒートだけなら目標タイム比が出せるが、
走り込んでも周りほどタイムが伸びず、ベストタイム比では目標タイム比に届かない

【4つ目】
練習会なら最初の2ヒートでも走り込んだタイムでも目標タイム比が出せている

ではそれぞれに対してどんな対策をするべきなのか、
ケーススタディを進めていきましょう!

【1つ目】練習会で何度も走り込めば目標タイム比がたまに出せる

これに該当する方の場合、

先ほどの方程式

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

で言うところの「バイクの成熟度」を見直すことをオススメしたいです。

え、

さっき自分が「バイクの成熟度には固執しすぎるな」って言ったばっかじゃん。。。

って思いました?笑

そうなんです!
だからケーススタディをしてるんじゃないですか♪

固執しすぎちゃダメな人もいれば、
そこに注力しないといけない人もいるのは至極当然です!

あとでご説明する
「2つ目~4つ目」に該当する人は「バイクの成熟度」を一度置いておいた方がいいですが、

1つ目に該当した人は是非

「バイクの成熟度」をしっかり高められているか?

を再チェックしてみましょう。

理由は、
「何度も走り込めば目標タイム比がたまに出せる」ケースの場合

本来バイクのカスタムやセッティングで補うべきところを
ライダーの気合いや頑張りでどうにかしている

ことが非常に多い為です。

極論を言ってしまうと、
冒頭の例でA級選手にNIKENで優勝しろと言っているのと近い状態です。

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

このケースの場合、
ライダーの頑張りでバイクの成熟度の低さを補完している為、

再現率(2ヒートしか走行できない状況で自分のベストな走りが出せるか)が
必然的に低くなってしまう。

という特徴があります。

以前こちらの記事でも触れていますが、
バイクに落ち度がある状態ではライダーが頑張ろうにも限界があります。

是非、具体的に

ライダーが頑張らざるを得ないセクションはどこなのか?
それを改善する為にはマシンのどこに手を加えればいいのか?

を改めて考える機会を設けてみて下さい♪

セクションの切り分け方についてはこちらの記事で解説しています!



【2つ目】練習会で数本走り込めば、以降は目標タイム比が安定して出せる

これに該当する方の場合、

先ほどの方程式

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

で言うところの「コース攻略率」と「再現率」の改善にフォーカスする必要があります。

基本的にモトジムカーナは

朝と昼のコースウォーク2回だけで自身が最も実力を発揮できる走行ラインを見つけ、
それを実際に走りで再現する必要があります。

練習会で数本走り込めば、以降は目標タイム比が安定して出せる
というのは、裏を返せば

数本走り込まないと
自身が最も実力を発揮できる走行ラインを見つけられない

すなわち、コースウォーク時点でのコース攻略率が低い

もしくは

数本走り込まないと
自身が最も実力を発揮できる走行ラインを実際の走りに落とし込めない

すなわち、2ヒートで自分のベストな走りが出せる再現率が低い

というのが課題と言えます。

と、ここでこんな疑問の声が聞こえてきそうです。

2ヒートで自分のベストな走りが出せないってことは、
「バイクとのシンクロ率」が低いってことじゃないの?

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

いや~鋭いご指摘ですね!

確かにそういう見方もできますが、今ご説明している【2つ目】のケースは
「練習会で数本走り込めば、以降は目標タイム比が安定して出せる
という点がポイントです。

数本走り込んだ後も目標タイム比を切れたり切れなかったりするのであれば、

その方はどちらかというと
【2つ目】のケースより【1つ目】のケースに近いです。

え?でも

【1つ目】って「バイクの成熟度」が低いって話だったよね?
じゃあ「バイクとのシンクロ率」が低い時との切り分け方は?

って思ったそこのあなた!流石ですね!

そのご質問、要約すると

バイクの成熟度は高く、バイクとのシンクロ率が低い人ってどんな人?

ってことになりますが、
それは【4つ目】でご説明させて頂きますので、このまま読み進めちゃって下さい♪

さて、話を【2つ目】に戻して

コースウォーク時点でのコース攻略率が低い
2ヒートで自分のベストな走りが出せる再現率が低い

という課題をどう改善していくのか?についてですが、
どちらの場合においても、

練習会でも大会同様に
「最初の2ヒートで目標タイム比をクリアする」ことを目標にして下さい。

おいおい、
具体的な改善策じゃなくて精神論かよ!

って思わないでください!笑

意外とここの意識って大切で、この【2つ目】に該当する方って心のどこかで

「まぁ練習会だし」
「ミスってもまた並んで走ればいいし」

と、わずかにでも頭の片隅にこんな思いがあったりします。

今一度、

練習会のコースウォークも大会本番と同じくらい本気でコースウォークしてるか?

コースクローズ後、自分の走行時間までの時間で
脳内で何度もイメトレをして、1本目からベストタイムが出せる準備をしてるか?

と、自分に問いかけてみて下さい。

いや、オレはちゃんとやってる。
練習会でも大会と同じくらい本気で最初の2ヒートに全身全霊をかけてる。

と胸を張って言える方は、

コースウォークが終わって脳内でイメージした走行ラインと、
その日何本も走り込んでベストタイムを出した時の走行ラインで、
どこにどんな乖離があったか?

を振り返ってみる習慣をつけましょう。

絶対に、必ず、どこかしら、
脳内でイメージした走行ラインとベストタイムを出した時のラインに乖離があったはずです。

その乖離を次回の練習会までにしっかりと咀嚼し、

次回の練習会ではその乖離量を可能な限り減らすように
コースウォークの時から意識してみましょう。

これを何度も何度も繰り返していくうちに、
脳内で描くベストラインと、実際に走行したベストラインの乖離がかなり少なくなっていきます。

これがA級上位選手は走り込んでもあまりタイムが縮まない
(最初からベストに近いタイムが出せる)理由です。



【3つ目】練習会で最初の2ヒートだけなら目標タイム比が出せるが、
走り込んでも周りほどタイムが伸びず、ベストタイム比では目標タイム比に届かない

これに該当する方の場合、

先ほどの方程式

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

で言うところの「ライテクの成熟度」の改善にフォーカスする必要があります。

逆に言えば、
「バイクの成熟度」「コース攻略率」「バイクとのシンクロ率」「再現率」の
いずれも目標レベルに達している優等生である可能性が高いです。

いやいや、
優等生なんだったら既に大会でも目標タイム比をクリアしてるでしょ!

って思われるかもしれませんが、
練習会における100%と大会における100%は必ずしも同じレベルとは限りません。

大会では当然のように新品タイヤをおろしてきたり、
マシンのメンテや精神状態など、すべてを研ぎ澄まして参加する選手が多いですが、
練習会ではそうとは限らない為です。

手を抜いているとまでは言わないですが、
A級選手はその練習会に「何か仕様変更のテスト」を目的として参加している可能性もあり、
その選手の実力をフルに発揮していない可能性もあります。

従って、

全てを研ぎ澄まして叩き出された100%に対してでも目標タイム比をクリアできるレベルまで
自信のライテク成熟度もレベルアップさせる必要がある。

というわけです。

では、
ライテクの成熟度を今より更に高める為には具体的に何をしたら良いのでしょうか?

下記2つの記事をもう一度復習してみて下さい♪

手前味噌ではありますが、
この【3つ目】に該当する方が次のレベルにステップアップするには必要不可欠となる、
結構重要なことを書いているつもりです。

もし、

「いずれも目標レベルに達している優等生」なはずなのに
なかなか大会では目標タイム比をクリアできない。。。

と悩んでいる方がいらっしゃったら、
是非この2つの記事のエッセンスを次の練習会で取り入れてみて下さい!



【4つ目】練習会なら最初の2ヒートでも走り込んだタイムでも目標タイム比が出せている

これに該当する方の場合は恐らく

普通に走り切れば
目標タイム比(クラスタイム、昇格タイム等)は大会でも出せるはずです。

少なくともそのポテンシャルは既に備わっています。

では何がいけないのか?

この【4つ目】に該当する方は、

大会本番で
「転倒」「足つき」「パイロンタッチ」「ゴール不停止」といった
致命的なミスで自滅するタイプ

であることが多いです。

つまり、

先ほどの方程式

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

で言うところの「再現率」にフォーカスする必要があります。

とは言っても、
ここまででご説明してきたような「技術面が未熟が故の再現率の低さ」ではなく、

「精神面が不安定であるが故の再現率の低さ」

という点に注意が必要です。

え、精神面?滝行や座禅でもしろってか?

と思われるかもしれませんが、その必要はありません。

先に紹介した【2つ目】のケースと逆のことをすればいいだけです。

すなわち、
大会本番も練習会だと思って走行する。ということです。

実はこれについては筆者のYouTubeチャンネルでも以前取り上げているので、
【4つ目】に該当していて、本番に限ってなかなか目標タイム比が出せずに苦しんでいる方は
是非こちらを一度ご覧いただけたらと思います。

あ、

バイクの成熟度は高く、バイクとのシンクロ率が低い人ってどんな人?

を【4つ目】でご説明すると言っておいて、まだ説明してませんでしたね!

もう一度おさらいになりますが、

【4つ目】に該当する方は大会本番で
「転倒」「足つき」「パイロンタッチ」「ゴール不停止」といった
致命的なミスで自滅するタイプ

とお伝えしましたが、
ここには要注意ポイントがあります。

【4つ目?】本当に練習会なら最初の2ヒートでも走り込んだタイムでも目標タイム比が出せている?

一般的にモトジムカーナの練習会では、
足つきやパイロンタッチを厳格にペナルティとして取らないことが多いです。

つまり、

いわゆる生タイムでのタイム比となっていることが多い

わけです。

極論を言ってしまえば、

コース上の全てのパイロンをなぎ倒しながら走っても、
生タイムさえ早ければ「見かけ上【4つ目】に該当していると誤認してしまう

コース上の全てのコーナーで足を付きながら走っても、
生タイムさえ早ければ「見かけ上【4つ目】に該当していると誤認してしまう

これが要注意ポイントです。

で、実はこのパターンって、
上級シード選手であっても結構見かけるパターンだったりします。

(バイクの成熟度+ライテクの成熟度)× コース攻略率 × バイクとのシンクロ率 × 再現率

この各項のいずれも高い次元で成立させているはずの上級シード選手であっても、

・仕事や家庭の事情などで数か月に1回しか練習する時間が取れない
・マシンの改造頻度が高く、その仕様に慣れる前に更に仕様変更してしまう

こういった事情を抱えている上級シード選手が、先のご質問である、

バイクの成熟度は高く、バイクとのシンクロ率が低い人ってどんな人?

の該当者になるケースが多い印象です♪



いかがだったでしょうか?

今伸び悩んでいる方の中には、今回取り上げた5つの代表例には当てはまらなかった方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方はこちらの記事も参考に読んでみて頂けると、
今回は書ききれなかったヒントが見つかるかも?しれません。

また、
それでも尚、スランプを脱出できない!って方については、

筆者がマンツーマンでライディングやセッティングについてアドバイスをさせて頂く
コーチングのご用意もございます。

大人数の参加者を少人数の講師で対応する通常の講習会とは異なり、
その人が目指す走りに合わせた乗り方やセッティング
をご提案できる。
というメリットがあります。

実際にコーチングを受講頂いた方から
・B級昇格しました
・クラス初入賞しました
・大会での自己最高タイム比を更新しました

といったご連絡も頂いておりますので、
伸び悩んでいる方、効率よく成果に繋げたい方、根性論ではなくロジカルに学びたい方などは、
是非ご検討頂けたらと思います。

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