どーも!しゃんばりです!
今日もライテク図書館にお越し頂きありがとうございます!!
ありがたいことに、全国各地から無料走行診断のご依頼を頂いております♪
ご好評につき、ご返信が遅れることがございますので、予めご了承ください。
さて、今回はそんな無料走行診断をキッカケに、オンラインコーチングをご利用下さった方が、
先日のJAPAN杯で優勝&昇格という快挙を成し遂げて下さいましたので、
実際にどのようなお悩み相談を受け、どのようなコーチングをさせて頂いたかをご紹介させて頂きます!
この記事を読むとこんなことが分かります
- 沖縄A級 かんで選手はこんな人
- かんで選手のお悩み:切り返しのもたつきは車両のせいか乗り手のせいか
- 乗り手起因の場合は「ウデサス」を習得しよう!
- 今回の原因は車両!考えられる主原因4選!
- 【残り2枠】パーソナルコーチングをご希望の方はこちら!
沖縄A級 かんで選手はこんな人
BIKE GYMKHANA OKINAWAでA級として走ってらっしゃる、かんで選手。
大型クラスでは毎回のようにトップを獲っている実力者です。
今回認定大会は初参加ということでノービスでの出走となりましたが、実力的には絶対にノービスじゃないwww
ありがたいことにJAPAN前にオンラインコーチングをご利用下さったのでこうしてご紹介させて頂いておりますが、たとえコーチングを受けてなくても昇格していたことは間違いありません!笑
あくまで、かんで選手の実力を十分に発揮できるように少しだけ後押しさせて頂いたに過ぎませんので、その点はご了承ください♪
かんで選手のお悩み:切り返しのもたつきは車両のせいか乗り手のせいか
↓ご相談の内容は下記の通りでした↓(一部抜粋)
いつもブログやTwitterを楽しく拝見させていただいています。
動画の最初のようなストレートスラロームでどうしてももたついてしまいます。
乗り手の動きが悪いのか、車両の動きで改善した方が良い所があるのか判断がついていません。
色々な動画を見てもがいていますが、自分で見ては車両の重さ以外の答えが出ずに困っています。
自分では車両の動きに不満は特になく、これ以上速くしていくにはどうしたら良いのか、方向性もつかめないような状況です。
良ければご意見いただきつつ、沖縄にも変な奴が居るとブログのネタになれますと嬉しいです。(笑)
とのご相談を頂きました♪
さすが沖縄A級選手。といった走りですね!
この動画を拝見し、かんで選手には「これは乗り手の問題ではない」と断言させて頂きました。
乗り手起因の場合は「ウデサス」を習得しよう!
かんで選手の場合は車両側に要改善点がありましたが、
初心者の方は乗り手起因で切り返しがもっさりしてしまうケースもあります。
もしまだこちらの記事を読んでないよ!って方は是非こちらの記事も一緒に読んでみて下さい♪
今回の原因は車両!考えられる主原因4選!
さて、乗り手の問題ではないのであれば、考えられる原因は何なのでしょうか?
今回は車両側。サスペンションのセッティングに原因があると考えられました。
症状の概要
ご相談内容はストレートスラロームでしたが、今回の症状は大きく抜重されるシーンの方が説明し易いため、かんでさんの動画の45秒付近をもう一度ご欄下さい。
45秒付近での切り返しを何度もじっくり見直して頂くと、
抜重→加重でフロントが沈み切った後にリアが沈み切っているのがお分かり頂けるでしょうか?
ストレートスラロームというのは、
この抜重→加重→抜重→加重が高頻度に繰り返されるセクション
なので、抜重→加重の後、次の抜重までに待ち時間があると、
お悩みである「ストレートスラロームのもたつき」に繋がるわけです。
考えられる主原因4選
この「フロントが沈みきってからリアが沈み切る」という症状は、
次4要素が主原因として考えられます。
1.リアサスの圧減衰過多
2.フロントフォークの圧減衰不足
3.フロントフォークのプリロード不足
4.リアサスのプリロード過多
なぜこの4つに絞れるのか。
その考え方をひとつずつご紹介していきたいと思います♪
1.リアサスの圧減衰過多
リアサスの圧減衰がフロントの圧減衰に対して高い場合、リアサスのストロークスピードが遅くなるため、今回のような症状が現れます。
2.フロントフォークの圧減衰不足
フロントの圧減衰がリアの圧減衰に対して低い場合、フロントのストロークスピードが速くなるため、今回のような症状が現れます。
3.フロントフォークのプリロード不足
フロントのプリロードがリアのプリロードに対して低い場合、フロントの沈み始めるタイミングがリアより早くなるため、今回のような症状が現れます。
4.リアサスのプリロード過多
リアのプリロードがフロントのプリロードに対して高い場合、リアの沈み始めるタイミングがフロントより遅くなるため、今回のような症状が現れます。
背反として曲がらなくなる⁉
実は、筆者はこの1~4のうち、「恐らくこれが原因だろう」というのは目星がついていました。
しかし、それをお伝えすることは
魚の獲り方を教えるのではなく、魚を与えることになる
ので、あえて上記の1~4を全て試して頂きました。
そしてその結果、このようなご返信を頂きました!
1. リアの圧減衰を少し(1クリック)抜いたことで侵入の最初で一瞬不安感があるものの、動画で見る限りタイミングはほぼ揃ったように見えました。
2. フロントの圧減衰を1~2クリック分足したところ、動画ではある程度動きが揃っていたものの、乗った感じがもっさりしてしまい、機敏に動けなく感じました。
3. フロントのプリロードを1~5mmかけて試してみましたがタイミングはある程度揃うものの、バイクが曲がらない感じを受けました。
4. リアのプリロードを0~3mm程の間で抜いてみましたが、こちらもあまり曲がらない感じを受け、更にバンクも少しやりづらかったように感じました。
結果的にリアの圧減衰を1クリック抜き、プリロードを少し掛けたセッティングに落ち着きました。
タイヤがかなり摩耗しているので、新品に変えたときにまた微調整が必要かと思いますが、摩耗した状態にしてはとても良い感触だったように思います。
とのことでした♪
しかし、この動画を拝見した筆者は
想定通り以前よりもバイクが曲がらない方向になっている
それをライダーが頑張ってカバーしている
と感じました。
そこで、追加でとあるアドバイスをさせて頂いたんです♪
〇〇を増やし、〇〇を減らしてみて下さい!
その追加アドバイスまで織り込んで臨んだJAPAN杯当日。。。
渾身の走りがこちらです!
かんでさん
— ★あぶらひやし皇帝 練習を如何にしないでタイムを出すか研究人 (@tamotamo98) October 13, 2024
速いね〜
痺れる走りです #モトジムカーナ pic.twitter.com/XAMF82I0Mv
先ほどの動画よりも更に回頭性が増している上、切り返しでの前後サスのバランスも改善しているのがお分かり頂けるかと思います。
多くの人がセッティングの沼にハマる理由
冒頭でもお伝えした通り、
今回かんで選手がコーチングを受けて下さっていなくても、昇格していたことは間違いないでしょう。
一方で、コーチングを受けていなければ
タイムとしては少なくともコンマ数秒、多ければ数秒程度は遅かった可能性も考えられます。
たった2,3個の要素を数クリック、もしくは数㎜変えただけで車両挙動は大きく変化し、
その結果タイムに直接影響を与えます。
しかし、それらは複合的に絡み合っている為、
〇〇を変えれば速くなる!なんて単純な構造ではなく、
〇〇を変えた後、□□なら△△を××し、※※なら◇◇を▽▽する
といった手順を正しく踏むことがセッティングを進める上で必要不可欠なわけです。
この手順や判断を正確にできない方が多い為、セッティングの沼にハマる方が続出するんですね~。
【残り2枠】パーソナルコーチングをご希望の方はこちら!
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
今回ご紹介したようなアドバイスをマンツーマンでミッチリガッツリバッチリ行う
「パーソナルコーチング」を3つのコースでご用意させて頂いております。
今回はオンラインコーチングだったのでセッティングのアドバイスがメインでしたが、他の2つのコースはライディングに関しても基礎から徹底的に指導させて頂きます!!
で、実はありがたいことに
既にパーソナルコーチングにお申込み下さっている方が数名いらっしゃいまして、
年内の対応可能枠は残り11月に1枠、12月に1枠となっております。
もし気になっている方がいらっしゃいましたら、お早めにお問い合わせください!
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